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ダニ・蚊など虫が媒介する感染症に注意しましょう!

アウトドアシーズンは、虫も活発化します!

 春から夏は、野外での活動がしやすい季節です。
 この季節には気温が上昇して虫の行動も活発化し、ダニにかまれたり、蚊に刺される機会が増加します。
 これらの虫は、時に生命にかかわる病気を引き起こすウイルスなどを媒介することがあるため、かまれないための対策をしっかり行いましょう!

マダニや蚊が媒介する感染症について

病原となるウイルスなどを保有しているマダニにかまれたり、蚊に刺されることで発症します。まれに、感染者との接触により感染が広がる事例も報告されています。また、海外で蚊に刺され、ウイルスを保有するヒトが、入国後に日本の蚊に刺され、そこから国内で蚊が媒介する病気の流行が引き起こされた事例も報告されています。

 

かまれない、刺されないことが何よりも重要です!

・農作業やレジャーなどで野山や草地などに立ち入る場合には、帽子、長袖、長ズボン、絞り口付き長靴などを着用し、肌の露出をできるだけ少なくしましょう。

【おすすめの服装】

  レインコートのようなツルツルの素材の衣服・・・マダニの付着を防ぎます。
  白や黄色など明るい色の衣服・・・付着したマダニを発見しやすくなります。
  ズボンのすそは長靴や靴下の内側に・・・足元からの虫の侵入をブロックします。

防虫剤を使用しましょう

 顔や手など露出する部位には直接つけるタイプを、また、衣服の上からスプレーするタイプも併用すると効果的です。蚊やマダニのいる場所で長時間過ごす場合には、定期的に塗りなおすことも大切です。

 

マダニが媒介する感染症について

病名

潜伏期間

(かまれてから症状が出るまで)

主症状

その他

SFTS:

Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome

(重症熱性血小板減少症候群)

6日から14日前後

発熱、消化器症状(食欲低下・嘔気・嘔吐・下痢・腹痛など)

【重症化すると】

頭痛、筋肉痛、神経症状(意識障害・けいれん・昏睡など)、リンパ節腫脹、呼吸困難、出血症状(歯肉出血、紫斑、下血)

重症化すると死亡することもあります。現在有効な抗ウイルス薬やワクチンはなく、治療は対症療法中心となります。

つつがむし病

5日から14日

発熱、発疹

マダニにかまれた部位に赤黒く盛り上がったカサブタができ、ときに重症化し、死亡することもあります

日本紅斑熱

2日から8日

発熱、頭痛、発疹、全身倦怠感など

 

吸血中のマダニに気づいた場合、皮膚科などの医療機関で取ってもらうようにしましょう。
 無理に引き抜こうとするとマダニの一部が皮膚内に残ったり、マダニの体液を逆流させてしまう恐れがあります。

・マダニにかまれて数日後に発熱、発疹や頭痛などの症状が出た場合、医療機関を受診し、医師にマダニにかまれたことをご相談ください。また、野山や草地に入って1週間から2週間後に発熱などの症状が出た場合も、念のため医療機関を受診しましょう。その際には野山や草地に入ったことを医師に伝えてください。

 

蚊が媒介する感染症について

病名

潜伏期間

(刺されてから症状が出るまで)

主症状

その他

ジカウイルス感染症

2日から12日

発熱、発疹、関節痛、結膜炎など

症状が軽いか、無症状のことも多い。妊婦が感染すると、胎児の小頭症を引き起こすことがある。

デング熱

チクングニア熱

2日から15日

(多くは3日から7日)

突然の高熱(38度以上)、頭痛、筋肉痛、関節痛、発疹、結膜炎など

 

マラリア

【熱帯熱マラリア】

1週間から3週間

【その他のマラリア】

10日から4週間

発熱、悪寒、戦慄、頭痛、全身倦怠感

時に腹部症状や咳

 

 

発症から早期に治療しないと重症化するタイプのものもあり、脳症、腎症、肺水腫、出血傾向など様々な合併症を引き起こします。

日本脳炎

6日から2週間程度

発熱、消化器症状(食欲不振・嘔気・嘔吐など)、全身倦怠感

重症化すると意識障害、けいれんなど

重症化すると死に至ることもあります。

現在、乳幼児に対してワクチンが定期接種化されています。

まずは発生源対策をしましょう(9月下旬ごろまで)

蚊は、小さな水たまりを好んで卵を産みつけます。

 ・植木鉢の受け皿やバケツ、ペットボトルなどを屋外に放置しないようにしましょう。

 ・雨どいや排水溝は定期的に掃除し、落ち葉などで水がたまらないようにしましょう。

 ・草むらやヤブは蚊が好んで潜む場所になります。下草を刈り取り、風通しを良くしましょう。

 ・網戸などを使用し、家屋内への蚊の侵入を防ぎましょう。虫よけスプレーや蚊取り線香などの使用も効果的です。

 

海外への渡航前、帰国後は・・・

・海外に渡航する前には、現地での感染症の流行状況を調べ、場合によっては事前にワクチンの接種や予防薬の準備をしておきましょう。

・海外から帰国後には体調に注意をして、発熱などの症状が出た場合は保健所に連絡のうえ、指示に従って医療機関を受診してください。

・海外の感染症の流行状況についてはこちら

厚生労働省検疫所情報(外部リンク)   http://www.forth.go.jp/<外部リンク>

 

【参考ホームページ】

大阪府/マダニ等による感染症に注意しましょう!

http://www.pref.osaka.lg.jp/iryo/osakakansensho/sfts.html<外部リンク>

 

大阪府/蚊媒介感染症に注意しましょう!

http://www.pref.osaka.lg.jp/iryo/osakakansensho/kabaikai.html<外部リンク>

 


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